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2017年4月5日 更新

自由に楽しむコーヒーカルチャーを発信したい──セルフドリップ専門店「MINEDRIP COFFEE」松本さんインタビュー

「体験するセルフドリップコーヒーの専門店」という新しいコンセプトでコーヒーのおいしさを伝える「MINEDRIP COFFEE」。カフェでありながら人との繋がりを大事にすることでコーヒーカルチャーを盛り上げたいと願うスタッフの松本さんにお話を伺いました。

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自分で淹れたコーヒーなら納得できる

2016年12月に、新宿ルミネNEWoMan屋上から目黒へ移転。同建物内にはイベントスペースやコワーキングスペースがあることもあり、閑静な住宅街でありながら人の行き来が多い店内は、コーヒーを通じてのコミュニケーションが生まれる場所でもあります。

“体験する”という時代にマッチしたコンセプトでありながら気取らずにコーヒーを楽しむスタイルにたどり着いた理由を紐解きます。
──まず、このような新しいコンセプトでお店を始めた経緯を教えてください。
「『MINEDRIP COFFEE』はオーナーである小平ともう一人のスタッフの3人で始めたんですが、小平とは表参道自由大学で出会いました。
ITや出版、ライフスタイルなどさまざまなことについて大人が学ぶ場所だったんですが『お店を始めるラボ』という講義を受けていて。そのときに彼がプレゼンしたコンセプトに共感して一緒に始めることにしました。」
トライアウト (126507)

via トライアウト
──どんな部分に共感したんでしょうか?
「他にない新しさもそうですが、『自分で淹れたコーヒーなら美味しくても美味しくなくても納得できるでしょ?』という言葉にはっとしました。
まず、僕らの考えの根底にはコーヒーをより多くの人に好きになってほしいということがあります。コーヒーが好きじゃない人の多くは味が好みじゃない。でも、どんなコーヒーがおいしいかなんて難しいじゃないですか。
じゃあ、味に納得することが好きになるきっかけになる。そのアプローチとして自分で淹れる機会を作ろう、という彼の考え方はおもしろいなと! 僕も当時からコーヒーが好きだったので一層おもしろく感じましたね。」

コーヒーカルチャーが盛んな街・メルボルンでの出会い

──コンセプト自体も新しいですが、考え方がおもしろいですね。松本さんはどういうきっかけでコーヒーを好きになったんですか?
「4年前にオーストラリアのメルボルンでの生活してたことが大きいですね。コーヒーカルチャーが盛んな街で、日本より先にサードウェーブが盛り上がっていました。
なのでもちろん味がおいしい。その上で、みんなコーヒーのある生活を楽しんでる感じがすごく魅力的に見えたんです。住んでる地域のカフェでコーヒーを味わいながら、そこで人との繋がりも生まれていて。
そういう自然な楽しみ方に憧れて、自分でも器具を買ってハンドドリップも始めて好きになりました。」
トライアウト (126514)

via トライアウト
──コーヒーと人が結びついてひとつのカルチャーとして成立していたんですね。その空気感はお店にも表れていると思いますが、この楽しみ方は日本の方にも受け入れられていますか?
「確かに海外のお客さんが多いです。もちろん、日本のお客様が多いですが、欧米を中心に、海外の人の方が食いつきがいいですね。
日本人がシャイだというのもありますけど、ちょっとしたきかっけだと思います。初めはあまりしゃべらない人でも、実際にドリップしていると打ち解けて、終わった後の方が話が弾むことも多いです。
きっかけさえあればみんな体験して、コーヒーを好きになるかもしれない。そこは僕のこの店でのやりがいですね。」
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via トライアウト

言葉や道具を使ってコーヒーをポジティブに捉える

──そうはいっても、コーヒーに対しての知識が少ないとハードルが高く感じる方も多いかと思います。そのような方への働きかけに対して何か工夫している点はありますか?
「ひとつは伝え方ですかね。ポジティブな言葉を使う。例えば、浅煎りにいいイメージがない人がいるとします。でも、僕はそのおいしさも知ってほしいと思うわけです。なので、“酸味”という言葉ではなく“フルーティさ”や“味の明るさ”という言葉を使う。それだけでも味の感じ方は少し変わると思うんです。
あとは、感じ方も楽しみ方も自由ということも伝えますね。ここではドリップを体験できますけど、みんながみんな器具を買って家でドリップしてほしいなんて言いません。
ただ、僕らがレクチャーしながら自分で体験すると、まず、知識が深まった状態で飲むと味覚が冴えて、その上、自分で淹れたからいつもより味わって飲む。それを体験できればおいしさを知るきっかけになるわけですが、あくまでコーヒーのおいしさを知ってほしいだけ。楽しみ方は自由でいい。
ただ、判断材料を少しでも増やして、自分がおいしいと思ったコーヒーを飲んでほしいだけです。」
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via トライアウト
──それは、「MINEDRIP COFFEE」さんが、いい豆にこだわっているからこそ言える言葉だと思います。
「おいしいものを飲んでほしいですから、僕らが厳選したロースターさんから仕入れています。ペーパードリップでやっていて、“from seed to cup”でこだわりを持っている信頼できるロースターさんです。
現地に行って直接仕入れをされている方もいるので、もちろん質が高いですよね。がんばっていいものを作ろうと努力されている方と、僕らも一緒に仕事をしたいですし、多くの人にその味を知ってほしい。そうやって質の高いコーヒーが選ばれるようになったらいいなと思いますね。」
──こだわりと自由さのバランスが人を引き寄せているのかもしれませんね。
「正直、ここに来てくれる人の多くは僕らに会いに来てくれている気がします。カフェはコーヒーを飲む場所じゃなくて、人が集まる場所だと僕が考えているというのもあるかもしれません。
コーヒーを淹れに来たお客さん同士で仲良くなることもよくあるんです。おいしいコーヒーを飲む、プラス、そういう人との繋がりが生まれる場所というか。いいものをシェアするコーヒーカルチャーを発信していければいいなと思います」
【店舗情報】
「MINEDRIP COFFEE」
住所:東京都目黒区目黒2-11-3 印刷工場1F
電話番号:なし
営業時間:11:00~20:00
定休日:無休
URL:https://www.minedripcoffee.com/
text:トライアウト

体験型セルフドリップ専門店!コーヒー初心者にこそ楽しんでもらいたい「MINEDRIP COFFEE」 | rooVeR [ルーバー]

体験型セルフドリップ専門店!コーヒー初心者にこそ楽しんでもらいたい「MINEDRIP COFFEE」 | rooVeR [ルーバー]
「体験するセルフドリップコーヒーの専門店」という新しいコンセプトで海外からもファンを集める「MINEDRIP COFFEE」では、自らドリップすることでコーヒーの魅力を再発見することができるんです。

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